この記事の要点
- コオロギのサイズはレオパの頭幅の1/3〜1/2に収まるものを選ぶ(アニコム損保公式)
- 「Sサイズ」の実際の長さは販売業者によって異なる。みとコオロギでは8〜10mm、Futurenautでは6〜8mm(各社公式)
- ベビーにはSSサイズ(約6mm)から始め、頭幅が大きくなるにつれて1サイズずつ上げる
- 給餌頻度の目安は幼体が毎日または1〜2日おき、成体が数日に1回(アニコム損保公式)
- フタホシコオロギはイエコより噛む力が強く、アダルト期から検討する選択肢
コオロギは頭幅の1/3〜1/2サイズを選ぶのが基本ルールだ
レオパへのコオロギのサイズ選びとは、レオパの頭幅の1/3〜1/2に収まるコオロギを選ぶことです。
アニコム損害保険が公表している飼育ガイドでは、「昆虫のサイズはヒョウモントカゲモドキの頭の大きさの1/3から1/2くらいの大きさが良い」と明記されています(アニコム損保公式)。コオロギのサイズ名称(SS・S・M など)だけでなく、自分のレオパの頭幅と実際のmm数を照らし合わせることが正確な選択につながります。
コオロギが大きすぎると起きるリスク
頭幅の1/2を超えるサイズのコオロギを与えると、喉詰まりや口内の怪我の原因になることがあります。「大きいほど食べ応えがある」と考えて大きめを選ぶことは避けてください。コオロギがレオパを噛み返すリスク(特にフタホシ)も大きなサイズで高まります。迷ったときは1サイズ小さめを選ぶ方が安全です。
SS〜Lの名称は業者によって異なり、同じ「S」でも6mmと8mmで差がある
コオロギのサイズ名称(SS/S/SM/M/ML/L)に業界統一の規格はありません。販売業者ごとにmm数が異なるため、サイズ名称だけで判断すると選び間違えることがあります。
下表は2026年10月時点で確認した2業者の公式データをそのまま並べたものです。
コオロギサイズ名称×全長(mm)対応表(2業者比較)
| サイズ名称 | みとコオロギ — イエコ(公式) | みとコオロギ — フタホシ(公式) | Futurenaut — イエコ(公式) |
|---|---|---|---|
| 初令(ピンヘッド) | 約2mm | — | — |
| 3S | 3〜4mm | 3〜4mm | — |
| SS | 約6mm | 約6mm | 4〜5mm |
| S | 8〜10mm | 8〜10mm | 6〜8mm |
| SM | 約12mm | 約12mm | 10〜12mm |
| M | 約15mm | 約15mm | 約15mm |
| ML | 約20mm | 約20mm | 18〜20mm |
| L | — | 20mm以上 | 20〜25mm |
みとコオロギのSSが「約6mm」に対し、FuturenautのSSは「4〜5mm」です。同じ「Sサイズ」でもみとコオロギは8〜10mm、Futurenautは6〜8mmと最大4mmの差があります。購入前に販売業者のページでmm数を確認することを推奨します。
イエコ(ヨーロッパイエコオロギ)とフタホシコオロギはみとコオロギの規格では同名サイズのmm数がほぼ一致しています。ただし同じmm数でもフタホシの方が体格がずっしりしており、噛む力も強い点には注意が必要です。
コオロギの購入にかかるコストはレオパの初期費用の記事でまとめています。
レオパの月齢・体長からコオロギサイズを決める対応表
アニコム損保の公式飼育ガイドによると、ヒョウモントカゲモドキの成体の全長は20〜25cmです。この数値と頭幅の1/3〜1/2ルール(アニコム損保公式)、みとコオロギ・Futurenautの規格データを組み合わせると、成長段階別の推奨サイズは以下のように整理できます(編集部算出)。
レオパの成長段階別コオロギ推奨サイズ・給餌頻度一覧(編集部算出)
| 成長段階 | おおよその体長目安 | 頭幅の目安(編集部算出) | 推奨コオロギサイズ | 給餌頻度(アニコム損保公式) |
|---|---|---|---|---|
| ベビー(孵化直後〜) | 〜10cm程度 | 〜1cm未満 | SS(約6mm)〜S(8〜10mm)前後 | 毎日または1〜2日おき |
| ヤング(成長期) | 10〜18cm程度 | 1〜1.5cm程度 | S(8〜10mm)〜SM(約12mm) | 毎日または1〜2日おき |
| アダルト(成体) | 20〜25cm | 1.5〜2cm程度 | SM(約12mm)〜ML(約20mm) | 数日に1回 |
表内の「頭幅の目安」と「推奨コオロギサイズ」は編集部算出です。成体全長20〜25cm(アニコム損保公式)と頭幅比率1/3〜1/2(アニコム損保公式)から逆算しています。個体差があるため、実際には自分のレオパの頭幅を目視で確認した上で選んでください。
成長段階の見分け方(目安)
- 体長が10cm以下 → ベビー期。動きが速く、餌への反応も旺盛
- 体長が10〜18cm程度 → ヤング期。尾に脂肪が蓄積し始める
- 体長が20cm前後 → アダルト。尾が丸く太くなり、動きが落ち着く
体長の正確な計測は、水平な台の上にそっと置いて頭の先から尾の先までを定規で計測します。
給餌量は幼体で毎日・成体で数日に1回が目安だ
アニコム損保の公式飼育ガイドには、「幼体:毎日あるいは1〜2日おきにごはんをあげましょう」「成体:数日に1回のペースでごはんを与えれば十分」と記載されています(アニコム損保公式)。
成長段階別に整理すると以下のとおりです。
| 成長段階 | 給餌頻度(アニコム損保公式) | 備考 |
|---|---|---|
| 幼体(ベビー・ヤング) | 毎日または1〜2日おき | 成長期は積極的に給餌 |
| 成体(アダルト) | 数日に1回 | 食べすぎると肥満になるため注意 |
「1回あたりの匹数」は上記の公表値には数値が明示されていません。一般的には「食べなくなるまで与える」「5〜10分で食べきれる量」といった目安が飼育情報として流通していますが、本記事の調査範囲内で突合できた値ではないため記載しません。
給餌の際はカルシウムパウダーをまぶすダスティングを行うことが推奨されています。詳しい頻度や方法はダスティングの頻度と方法を参照してください。また、給餌頻度の詳細はレオパの餌の頻度でまとめています。購入後のコオロギの保管についてはコオロギのストック方法と冷凍コオロギの解凍方法を参照してください。
サイズを選んだあと、与えたコオロギをケージに残してよいかはレオパ コオロギ 入れっぱなしで確認してください。
コオロギのサイズを決めたら、成長段階に応じた1回量をレオパ 餌の量で確認してください。
ベビー期はピンヘッド(SS以下)からスタートし、頭幅を見て1サイズずつ上げる
孵化直後のベビーレオパに与えるコオロギは、みとコオロギの規格では初令(ピンヘッド・約2mm)か3Sサイズ(3〜4mm)、もしくはSSサイズ(約6mm)が選択肢です(みとコオロギ公式)。
ベビー期のサイズ移行のポイント
- 孵化直後は口が非常に小さく、初令(約2mm)か3Sサイズ(3〜4mm)から始める
- SSサイズ(みとコオロギ規格・約6mm)は頭幅が育ってから導入する
- サイズを上げるタイミングは週数・月齢ではなく頭幅で判断する。個体差が大きく一律の週数基準はない
- コオロギをケースに入れてもレオパが咥えようとしない、または吐き出すことが続く場合は1サイズ小さいものに戻す
「何週目からSSを与える」という一律の基準は、みとコオロギ・Futurenaut・アニコム損保のいずれの公式情報にも記載がありません。成長の個体差が大きいため、必ず自分のレオパの頭幅を確認してサイズを選んでください。
ベビー期の餌の種類全般についてはレオパベビーの餌で詳しく解説しています。
フタホシはイエコより栄養価と噛む力が高く、アダルト以降で検討する
レオパに与えるコオロギとして流通している主な2種の特性を整理します。
| 比較項目 | イエコ(ヨーロッパイエコオロギ) | フタホシコオロギ |
|---|---|---|
| サイズ(成虫・みとコオロギ規格・公式) | ML: 約20mm | L: 20mm以上 |
| サイズ(成虫・Futurenaut規格・公式) | L: 20〜25mm | — |
| 管理のしやすさ | 臭い・鳴き声は気になる場合あり | 共食いが多く管理は難しめ |
| 噛む力 | 低め | 空腹だと噛む傾向あり |
| 月夜野ファームのラインナップ(公式) | 1令・2令・3令・S・M | 1令・2令・3令・S・ML |
フタホシコオロギは成虫サイズがイエコより大きく、噛む力も強い特性があります。空腹状態でケースに入れるとレオパを噛み返すことがあるため、アダルト以降の個体に対して段階的に試す選択肢として位置づけるのが無難です。
月夜野ファームではイエコのMLサイズの取り扱いがなく、フタホシにはMが設定されていません(月夜野ファーム公式)。購入前にラインナップを確認してください。
コオロギ以外の餌の選択肢についてはレオパの人工餌、活コオロギの臭いが気になる場合は活コオロギの臭い対策を参照してください。
よくある質問
Q1. コオロギのSサイズとSSサイズはそれぞれ何mmですか?
みとコオロギの公式データでは、SSサイズが約6mm、Sサイズが8〜10mmです。ただしFuturenautの公式データでは、SSが4〜5mm、Sが6〜8mmと異なります。同じサイズ名称でも業者によって最大4mm程度の差があるため、購入先のページでmm数を確認してください。
Q2. ベビーレオパに与えるコオロギのサイズはどれが正しいですか?
孵化直後は口が非常に小さいため、初令(ピンヘッド・約2mm)または3Sサイズ(3〜4mm)が適しています(みとコオロギ公式)。SSサイズ(約6mm)はレオパの頭幅が十分に育ってから導入します。移行のタイミングは週数ではなく頭幅を目視で確認して判断してください。
Q3. コオロギが大きすぎた場合どのようなリスクがありますか?
アニコム損保の公式基準によると、与える昆虫はレオパの頭幅の1/3〜1/2が目安です。これを超えるサイズは喉詰まりや口内の怪我につながる可能性があります。また、フタホシコオロギのような噛む力が強い種では、空腹状態のコオロギがレオパを噛み返すリスクもあります。迷ったときは1サイズ小さめを選ぶことをお勧めします。
Q4. イエコオロギとフタホシコオロギはどちらを選べばよいですか?
初心者にはイエコ(ヨーロッパイエコオロギ)の方が管理しやすいとされています。フタホシは噛む力が強く共食いも多く起きやすいため、ベビー・ヤング期はイエコを選び、アダルト期になってから段階的にフタホシを試す方法が一般的です。月夜野ファームではイエコが1令〜M、フタホシが1令〜MLのラインナップで販売されています(月夜野ファーム公式)。
Q5. 業者によってサイズ規格が違うのはなぜですか?
コオロギのサイズ規格(SS・S・SM・Mなど)に業界共通の基準はなく、各業者が独自に設定しています。みとコオロギではSSが約6mm、Sが8〜10mmですが、FuturenautではSSが4〜5mm、Sが6〜8mmです。購入の際はサイズ名称だけでなく、業者のページに記載されているmm数を必ず確認してください。
